慢性の痛みは、とても 深刻な問題です。
そして、...それは、若い人たちにとって 幻ではない 現実の経験です。
痛みの体験は人それぞれ違います。そして、他人から見ることができないので、あなたが経験していることを、他の人に理解してもらうことは とてもむずかしいのです。
若い人が慢性疼痛を抱えている場合、それだけで生活が困難になります。
それは、あなたの注意をひきつけ、学校、友情、あなたが本当に楽しみにしていることなど、他のことへの集中力を奪ってしまいます。
しかし、よいニュースもたくさんあり、科学の世界ではこの10年で多くの発見がなされています。
慢性疼痛を抱える若い人にとっての希望がたくさんあるのです。
今では、そうした若い人の助けになる方法が知られています。
痛みを和らげたり、生活の中でできることを増やしたり、再びものごとを楽しめるようにするために自分自身でできることがあるのです。
僕の名前はサム・ドイル。17歳です。
12歳のときに学校である男子に足首を蹴られ、そのときから、この複合性局所疼痛症候群という変わった病気になりました。
10カ月間松葉杖を使用しなければいけなかったので、最初のラグビーの練習に参加することができませんでした。
体育の授業では他のみんなが走っているのを見るだけで、僕は参加することができませんでした。
専門医を受診して理学療法をがんばって、10カ月後に痛みから解放されました。
今では好きなことが何でもできます。
自由に動けるし、運動もたくさんできて、すごく楽しいです。
学校を卒業するのを楽しみにしています。
こんにちは、ローレンです。
私は13歳で、学年は8年生です。
私は生まれつき嚢胞性線維症という病気があり、慢性疼痛と診断されています。
そのせいで好きなことの多くができなくなり、
学校に行くことや友達に会うこともできませんでした。
でも、痛みに対処する方法を学びました。
痛みはまだ少しあるけど、学校にまた行けるようになったし、好きなこともできるようになりました。
こんにちは、アナです。18歳です。
12歳のときから痛みとともに暮らしています。
もう二度と歩けないと言われたけど、今では、歩くことができ美容セラピストになるために勉強しています。
きっとあなたにもできますよ。
僕はベイリー。11歳です。
赤ちゃんの頃から若年性関節炎という病気で、時々、車椅子に乗っていました。
でも、乗馬が大好きです。
痛みはなくならないかもしれないけれど、これからも痛みに邪魔されず生きていくつもりです。
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