Episode1 セグメント 2 -急性痛、慢性痛って何ですか?

ポイント 1

急性の痛みは
警報システム

ポイント 2

3ヵ月以上
続くものが
慢性痛


急性痛とは?

  • 急性痛は、通常、組織の損傷や腫れ(はれ)を引き起こしているけがや病気の結果です。
  • 急性痛は、とても役に立っている警報システムです。
  • 急性痛の役割は、私たちが体を傷つける行為や、その可能性がある行為をしないようにすることです。
  • 急性痛のおかげで、私たちは体のどこかに異常があることを認識できます。
  • 急性痛は、普通はけがや損傷が治るにつれて次第に消えていくもので、数日あるいは数週間という短い期間だけ続きます。

慢性痛とは?

慢性痛とは、3カ月以上続く痛みのことを言います 。

  • 関節炎や全身性エリテマトーデス などの持続的な病気が原因で起こることがあります。
  • 神経の損傷によって生じることもあります。
  • 神経のシステムが過敏になることが原因の場合もあります。

慢性痛は、一定の強さで続く場合もあれば、強さが変化したり、何度も繰り返し起きたりする場合もあります。 特定の治療が、主な痛みのトリガー(引き金)の一部を減らすのに役立つことがあります。痛みを引き起こす慢性疾患があることがわかっている場合は、病院で定期的に状態をみてもらうことが非常に重要です。それによって痛みが軽減することがあります。

やってみよう

この問題は、 急性痛慢性痛を区別できるようにすることを目的としています。

やりかた

下の表にはいくつかの状態が並んでいます。それぞれ急性痛と慢性痛のどちらの例なのか考えて、「急性」か「慢性」にチェックを入れてください。

1.頻繁な片頭痛や毎日起こる頭痛

急性 慢性

2. 虫垂炎

急性 慢性

3. 日焼け

急性 慢性

4. 5カ月以上続いている背中の痛み

急性 慢性

5. 蜂に刺されたときの痛み

急性 慢性