病院で担当の医療チームに話をするときには、あなたが自分の体のスポークスマンになることがとても大切です。
あなたが体験している痛みは、他の人には体験できないものです。つまり、あなたはエキスパートです。
そして相手はあなたがどんなことを体験しているのかを本当に理解したいと願っています。
何が起きているか理解しなければ、あまり力になることができないのです。
だから彼らはあなたの言葉を聞いて、あなたの1週間や1日がどんなもので、何が起きているのか、それでどんな気持ちになるのか聞きたいと思っています。
自分の代わりに親や他の誰かに話してもらいたくなることもあるでしょうが、伝えることはあなたの体のことや、あなたの体験なのですから、前に進むためには、あなたがスポークスマンになるのが最善です。
最初に専門医の先生を受診したとき、2人の先生を受診しました。
1人目の先生には大体のことを話せました。
それから先生と母が詳しいことを補足してくれました。
それでどんな質問をされるのか、感じをつかめたと思います。
2人目の先生を受診したとき、その先生にはその年ずっとお世話になったのですが、前よりもずっと多くの質問ができました。自信をもって伝えたいことを伝えられて、すごくよかったです。
この僕の痛みと問題を共に解決して・・そのコントロールができて本当によかったと思います。
父と母が 僕の話を補って、細かいことを きちんと伝えてくれたことも 良かったと思っています。
ベイリーは病院に行くと全然話をしません。
ええ、そういうのが苦手なんです。あの子は病院に行って最初に「調子はどうですか?」と聞かれると、たいてい「大丈夫」と答えるんです。
大丈夫なわけないですよね、じゃないと病院には行きません。
私たちはベイリーに、先生にちゃんと言いなさいと催促しました。膝に困ったことがあるって先生に言いなさいとベイリーに言いました。私はあの子に思い出させようとしたんです。
なぜなら、ベイリーの場合は、「今日は痛くないから、痛くない」という感じなんです。
専門医の先生から「入院してアキレス腱を伸ばしたりする手術が必要かもしれない」と言われたとき、僕にはいくつか疑問があって、それに答えてもらい理解するために、メモをとる必要がありました。
なぜなら僕は、自分が今どの地点にいて、これからどこに向かうのか正確に知らずにはいられなかったんです。
僕が子どもたちに言いたいのは、君は自分がしていることや君は自分がしていることや周りの状況を知る必要があって、自分がその慢性痛の問題に責任をもつんだ、ということです。
あなたの痛みがどういう感じなのか、そしてあなたにとって大事なことは何かを書き記してください。
疑問を紙に書いておけば、病院に行ったときにその紙や忘れないためのメモを頼りにして、聞き忘れを防ぐことができます。
みんな心から、あなたを助けようとしています。