改善していこうとしても…自分だけで行うのは困難です。
あなたがサポートを求め,そしてそういったサポート体制を持つことができたなら、 あなたのサポートチームはあなたに、これをしなさい、あれをしなさいと言ってくれる…あなたは、それに従って進み、それを実行する。でも、一人でやろうとすると、あなたは考えます…「まあ…明日やればいいかなあ…」でも、そんな明日は来ません… でももし誰かがそこに居てくれたなら、 あなたは実行できるし…私だって実行することができます。
あなたが慢性痛をもって生活しているならその慢性痛はあなたの精神と身体の健康に大きな影響を与えます。ですから医療専門家から必要な手助けを得ることはとても重要です。それには、あなたのかかりつけ医(GP)からスタートするのが良いでしょう。
あなたの慢性痛の治療には多くの人が関わり・・・かかりつけ医は、医療体制を通して、あなたが治療の道を進んでいくのを手伝ってくれます。そしてあなたは、必要な時に適切な人から適切な援助を得ることができるのです。
私の治療の基本は、かかりつけ医と一緒に進んでいくことです。 私が、痛みに対処するこの旅を始めたとき、 私は彼女と一緒に始めたのです。座って話しました…どこが悪いのか、悪いところはどうしたらよくなるのか、と。 どうしたら私はよくなれるのか。どうしたら、こんな痛みがあっても仕事を続けられるのか何年も続きました。そして分かったのは…医者と私の二人だけではないということ。
医者と患者の二人で始まりますが、次第に広がって、患者をサポートする輪は大きくなっていきます。
医療チームという点であなたがやるべきことは真によい医療チームを作ることです。チームが、あなたの経験する全てのこと、痛みの経験全てにわたって助けとなってくれるように。とりわけ慢性的な痛みに立ち向かっているなら… あなたは「あなたのために何かをしてくれる」医者ではなく,「あなたと一緒に取り組んでくれる」医者を見つける必要があります。 「あなたのために」と「あなたと一緒に」には微妙な違いがあります。必要なのは… 残念ながら、私を見てくれていたかかりつけ医は 「はい、よくなります、よくなりますよ。何の薬が欲しいですか?」という感じでした。私が診察室の中に入るところまでこぎつけると、医師は、「今日は何の処方箋が要るの?」と言うだけで、挨拶すらありませんでした。仕方なく、要るものを伝えるだけで、診察室を出る。しかし、その後、私の話にじっくり耳を傾けてくれる別の医師に出会いました。そしてその医師は、私を援助する人のチームを作りそこに私を入れてくれました。
あなたが慢性痛のような慢性の病気を持っている場合、あなたの治療にたくさんの人が関わることは珍しくありません。だから、良いアイデアの一つは、誰かに、そういった人たち全員と連携していくのを手伝ってもらい、あなたがどの段階で誰が治療に関与するかを決める時に手助けしてもらうことです。
だから、かかりつけ医に行ったら、今抱えている問題を話し合い、あなたが目標としているところに向かって取り組んでください―あなたの治療なのですから。
この慢性痛管理の旅では、自分自身のために計画をたてます、そして準備しているのです。そう、自分の力の限り、将来・・仕事ができ 生活ができるように。そのために今、私の周りには、私が頼れる人のチームができています。 私には、理学療法士、外科医、水治療法士、ご存知でしょ、ピラティス、そういう体力強化をしてくれる人たちがついていてくれます。
臨床心理士も私を助けてくれるし、栄養士も、食事療法士もいてくれるのです。
あなたのかかりつけ医は、全てに対して真ん中に位置します。一日の終わりには、すべての情報が、かかりつけ医一人のところに戻ります。あなたがこのかかりつけ医から情報を得る必要はありません。そうでないと、こちら側では情報が混乱してしまいます。全ての人・・全てのことが、医師のところに戻って、関連付けられるのです。
一つのビデオが終わるごとに、下にリンクされた「ヘルスプラン」に書き込んでください。
あなたのゴールを書きましょう。ゴールは、実現可能なものにすることを忘れないで。その後、その「ヘルスプラン」を、あなたのかかりつけ医か、上級看護師のところに持っていきましょう。そして医師や看護師が、あなたの疼痛管理計画と医療チームの準備を進められるようにしましょう。
こういったことが整えば、保険助成対象の医療専門家である理学療法士、食事療法士、心理学者などの来診が可能になることもあります。
かかりつけ医は、疼痛管理計画とチーム治療を準備するために、あなたに長時間の来診を求めてくることもあります。 あるいは上級看護師が、あなたと医師に相談してこういったものを準備してくれることもあります。
こういった医療専門家の人達が世の中にいて治療を行っていることを知っていても、自分が診てもらうことは無理だと考えがちです。 でも医師に相談して治療のために何が利用できるか尋ねてみれば、そこには、自分が利用できるなんて信じられないようなもの、そして、あなたがよりよい生活を送ることを助けてくれるようなものが、あるのです。
私は診療で、慢性痛を持つ人たちをたくさん診ています。最初に彼らが理解するのは、多くの人が、本当にたくさんの人が、自分の治療に関わっているということです。しかし、時が経つにつれ、そして痛みを管理する新しい技術と戦略を学んでいくにつれ、自分にそれほどサポートが必要でないことがわかり、そして、とても上手に自分の痛みを自分で管理できるようになります。
おいで!ワンちゃん!!よしよし・・いい子ね。
あなたの痛みを管理する、あなた自身の計画をつくるために、ビデオの下にある「私のヘルスプラン」ボタンをクリックして、PDF(私のヘルスプラン)をダウンロードしてください。
それを印刷して、
各ビデオの後に、関連セクションに書き込んでください。
あなたは、一度それに記入すればよいのです。.
完成した「私のヘルスプラン」をかかりつけ医か医療専門家に持って行ってください。
これは、あなたの痛みを管理することに向かう素晴らしい出発点です。