厚生労働科学研究費補助金を受けて、慢性の痛み診療・教育の基盤となるシステム構築に関する研究の推進を目的に、政策研究班、AMED研究班で連携して進めている政策・事業に関する情報を掲載しております。
事故などで外傷を負った後、ケガをした部位が治癒しても長期にわたり痛みが続く場合があります。この難治性慢性疼痛のメカニズムは、ほとんど解明されていませんでしたが、この研究によって脳内の「アストロサイト」と呼ばれる細胞が深く関わっていることが分かりました。
本制度は、慢性痛医療における集学的治療の推進のため、新しい知見を含めた慢性の痛みの知識と技術を修得した、痛みの治療を適正に行える医療スタッフを養成することにより、日本における疼痛診療の向上を図ることを目的とします。
慢性一次痛(例:過敏性腸症候群、非特異的慢性腰痛、線維筋痛)や慢性癌関連疼痛(例:慢性癌疼痛、慢性化学療法後疼痛)等、新慢性痛の種類、症状などを専門的に紹介しています。